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2012.01.27 お迎え
午後二時。
幼稚園のプール教室に通う娘を迎えにいく時間となった。
気が進まないが、生活パターンを変えて、近所から無用な関心を引いてしまうようなことはしたくなかった。

家を出ると、お盆休みの時期のためか、街中に普段の喧騒さはなかった。
太陽の日差しが、やけにまぶしく感じられた。

幼稚園に着くと、娘の担任が職員室の窓越しに声をかけてくれた。
窓辺の風鈴が涼しげな音を立てていた。
「あら?メグちゃんのお母様…残念でしたわね、すれ違いになってしまいましたね」
「すれ違い?ですか?娘は一人で帰ってないはずですが…」

先生は一瞬困ったような顔をしたが、職員室から出てきて説明してくれた。
「もちろん、園の規則では、園児一人での帰宅を禁止していますが、たった今、メグちゃんのお父様が、お迎えに来てくださったんですよ」
先生の一言に、私は戸惑いを隠せなかった。

一瞬、強い風が吹き抜け、風鈴の音が激しく鳴り響いた。
「主人…主人は…外国に出張中で…迎えに来られないのですが…」
先生は、とっておきの知識を披露するのがおもしろくてたまらないという口調で
「メグちゃんのお父様もお人が悪いですね。お戻りになったことをお母様にも内緒にされていたとは」

そんなはずはない! 旦那が娘を迎えに来られるわけがないのだ。
一ヶ月前、ちょっとした口論がきっかけで、カッとなって旦那を刺し殺してしまい、バラバラにした死体を袋詰めにして、山に埋めてしまったのだ…

いつの間にか風は止んでいて、風鈴の音はとぎれていた。
園庭は、真夏の日差しを受けて白く乾ききって、死んだように静まり返っていた。
ただ、どこからか耳鳴りに似たセミの鳴き声が聞こえてきた…

呆然と立ちすくむ私に、先生はほほ笑みながら、こう付け加えた。
「突然のことだったので、メグちゃんもびっくりしていましたけど、とても喜んでいましたわ…お父様もメグちゃんに会うのは、一ヶ月ぶりとのことで、本当にうれしそうでした…『メグ、迎えに来たよ、お父さんと一緒に帰ろう』って、仲良く手を繋いでお帰りになりましたわ」




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2012.01.26 子供の国
わたしはスー、4才。ここは〈子供の国〉。お菓子だっておもちゃだって何でもあるの。
広い中庭でお友達と駆けっこもできるの。
国のお外のことは知らないわ。バイ菌がいっぱいで怖いんだって、ロボットのジェイが言ってたわ。

ここには私より大きな子はいないの。
〈学校〉ってところに行って、大人になるために〈勉強〉するんだって。
ずっと遊んでいたいのにね。でもまた皆と一緒だもん。きっと〈学校〉も楽しいはずよ。
ふわぁ眠くなってきた…今日も楽しかったわ。おやすみなさい…

「寝たか?」「ああ麻酔ガスがよく効いてるよ」「よし運び出すぞ」
子供の国に隣接した建物では、毎夜出荷作業に追われていた。
「これは等級A5だな。高く売れそうだ。」
ここは、人間牧場『子供の国』




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2011.12.23 パントマイム
さっぱり売れない女優志望の劇団員。
ある時、深夜番組を見ていたら、大して美人でもない女の子が一人でパントマイムをやっている。
もちろん音声なし。
それを見ながら「下手クソねえ、あたしの方がよっぽどうまいわ」

数日後、街を歩いているところを突然、「テレビに出ませんか」とスカウトされる。喜んでOKするとスタジオに連れて行かれ、そこで一人にされる。

気がつくと、天井に一台のテレビカメラ。
そして、入り口のドアは消えていて、完全な密室になっている。
慌てふためいて、カメラに向かって、「出して!」と訴える女。
それをテレビで見ていたまた別の女が

「下手クソねえ、あたしの方がよっぽどうまいわ…」



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ある科学者が食べ物がなくても太陽の光だけで生きていける薬を開発した。
その後世界中の飢餓はすべてなくなったが、何もしなくても生きていけるので人々は働かなくなってしまった。
ついにはみな動こうともせずただひたすら太陽を見ているだけとなり、次第に体の機能もそれに合わせて退化していった。

何億年もたって、それを私たちは植物と呼ぶようになった。




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電話がなっている。
君からだ。

僕は電話には出ない、君と話したくないから。
僕は落ちこぼれで君は優等生だからいつも勉強を教えて貰っていた。
お陰で僕は試験でBを取る事が出来た。
けど君は直前に事故に合い試験を受ける事なくFと認定された。
君はきっと電話に出たら明るい声で祝ってくれるだろう、だけど僕は君の声を聞く資格はない。

人間が増え過ぎた現代人は10代の最後にテストによってランク付けされAは国を動かす仕事に着きBは先生などの公務員Cは一般の会社に入りDは人の嫌がる仕事をさせられる。
Fは生まれつき障害を持っていたり君みたいに事故で不自由な身体になった人達。
Fは増え過ぎた人間達が特別な時に食べるご馳走になる。
明日にはきっと君は食料品売り場に並べられて誰かに買われるのだろう…

電話がなっている。
君からだ…



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中だし援交
2011.12.17 国民の義務
ドンドン。
俺はボリボリ頭をかき、眠り眼のまま玄関先に向かう。
不快感を露にしながらドアを開けるとそこには…
黒縁眼鏡にペッタリとしたポマード臭漂う七三に分けた男が立っていた。

面識はない。新聞の勧誘か。すると男は口を開いた。
「どうも、私、厚生省から参りました突然の訪問でご迷惑おかけしますAさんは国民年金に未加入ですよね」
何だよ国民年金て。俺、学生だぜ。

「はぁ、まだ学生なんで払わないでもいいんじゃないですか」
「いえいえ、20を過ぎたら出来れば収めて貰いたいのです。国民義務ですから」
「任意って意味ですか」
「まあ、そうですね」
「折角ですが、就職してから払います」
「そう言って社会人になってからも未加入者が増加してるんですよ」
その言葉にむっと来た。

「あんた、借金取りか。その社会人とこでも行きやがれ。学生に払う義務なんてねぇんだよ」
「国からの保障も獲られるんですよ…」
男の言葉が終わる前にドアを閉めた。
その夜、俺は通り魔に襲われた。

命に別状はないが金属バットで殴打された箇所が悪く、この先車椅子を手放すことはないだろう。
知人の紹介で重度障害者年金の手続きに向かうと
「すいませんが、Aさんは受けられませんね。20歳を超えて国民年金に加入していないと国は補償する義務はないんですよ」
黒縁眼鏡にポマードで撫で付けた七三の男は冷笑するように言った。

ポマード臭が鼻につく そう言えば、俺をこんな身にした犯人も捕まってはいない。
手掛かりは現場に投げ捨てられていた金属バットだけだがどこぞの学校から盗まれた物らしく、犯人に結びつけるには乏しいとの事だった。

ただ学校の私物にしてはにつかわないポマード臭がしていたと言う刑事の話で将来の不安を感じた。



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2011.12.05 大予言
Aは、一昔前に一斉を風靡した大預言者が「自身のした予言が原因でスランプである」と聞き、興味を持ってその大預言者の自宅へ向かう。
大預言者は病人の様にやつれており、Aが話しかけても上の空で、常に何かに怯えていた。
Aが「いったい何を予言したのか?」と尋ねると、大預言者は「何も予言していない。未来は君も知っているはずだ」と言い、雑誌の記事を切り取ってスクラップしたノートを取り出す。
そのノートには、エネルギーの枯渇、複合汚染、大地震、人口爆発、氷河期、大飢饉、核保有国増大等の記事が貼られていた。

「これが何なんだ?」とAが呆れていると、大預言者は「君のその顔が怖い」と言った。
「何故未来に起こる事が分かっていながら、誰もその対策をとろうとしないんだ」
大預言者は幼い孫を抱き上げると、涙ながらに呟く…
「もう、この子に予言してあげる未来も無いんだよ」

(不二子F不二夫『大予言』より)



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2011.11.26 釣り
「どうですか、釣れますか?」
「いえ、今糸をたらしたばかりなんですよ」
「本命は?」
「あの底の方に群れてるのが見えますでしょ」
「ああ…あれですか」

「おっ、引いてますよ!」
「…」
「合わせないんですか」
「ええ、向こう合わせで」
「引きますねぇ」
「群れが一気に寄ってきたみたいで…」
「あっ!」
「…」
「切れてしまいましたね、もう少し太い糸になさってはいかがですか?」
「これが精一杯でしてね…さてと」
「え?もうお引き上げですか」
「ええ、これは1回限りなんですよ」

そう仰るとお釈迦様はくるくると蜘蛛の糸をお仕舞いになったのでした。



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2011.11.26 会員証
その飲食店は、目立たない路地にひっそりと建っていた。
決して大きい店ではないが、それがかえって知る人ぞ知る名店といった印象を与えた。
しかしその店を知っていても、食事をすることは容易なことではなかった。
その店で食事をするには、会員証が必要だったのである。

ある日、男がこの店に立ち寄った。
「ここで食事はできるか」
「はい。ですが、普通の方はご遠慮させていただいております。会員証をお持ちの方でなければ」
「なんだ、この店は会員制だったのか」
「さようでございます」
「では会員になるとしよう」
「無理でございます」
それを聞いて、男は怪訝そうな表情を浮かべた。

「会員でなければ食事ができない。しかし肝心の、その会員になれないとは。おかしい。矛盾しているではないか」
「いえ、そう早合点なされては、困ります。つまり会員証の数をそれほど多く作ってはいないのです。会員の人数がとても少ないわけです」
「そんなことで儲かるのか」
「ええ。おかげさまでね。会員の方はみな、大金を置いていっていただけるので」
「なるほど、大金を払うだけの価値がある料理、というわけだな」
「そうなりますかな」
「仕方ない。出直そう」
そう言って、男は帰っていった。

数日後、店に再び男が現れた。
「どうだね、これで食事ができるだろう」
男が出したのは、高級感のある金色のカードだった。
「たしかに、我が店の会員証ですな。どうなされました?」
「大金をはたいて、会員の者から買い上げたのだ。きちんと会員の権利を譲るとの証明もある」
「証明書の証明というわけですな。よろしゅうございます。しばらくお待ちください」

店主がいったん、店の奥へと消え、しばらくしてから戻ってきた。
ただし、店主の手にあったのは、料理ではなく、拳銃だった。
「なんの冗談だ、わたしは食事をしにきたのだ。冗談につきあうつもりはないぞ」
「いえ、これが商売なのです。普通に会員を作ったのでは儲けはそうでません。しかし、料理がうまいとちらつかせる。つまりエサですな。そして、あなたのような方が大金を払ってまで会員証を手に入れるわけです」

そう言って、店主はポケットから男が持っているのと同じカードを取り出した。
「あ、つまりわたしに会員証を売ったやつ。あいつもぐるだったのだな。よくもだましてくれたな」
「いえ、わたしは嘘は申していません。しかし、あえて申し上げるなら……」

店主は慣れた手つきで拳銃の引き金を引いた。
「わたしは本当は料理が下手なのです」



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2011.11.26 懐古
「まもなく、一番線に快速××行きが――」
抑揚のないアナウンスがホームに響いている。おれはそれを聞き流しながら深い溜息をついた。
入社して一年、上司にいびられ、仕事に追われ、そんな毎日だった。

あの頃の青臭かったが、希望にあふれていた思いはどこへやらだ。
今ではすっかりうらぶれてしまった社会人だ。
ドアの開く甲高い音が聞こえた。いつの間にか到着していたらしい。
終電間際だというのに、車内は満席だった。


仕方なくドアの近くに陣取り重いカバンを抱えながら吊り革に掴まる。
そうこうしているうちにまた溜息が出た。
野球に人生をかけてもいいと思っていたあの時。地区予選に優勝し、甲子園出場が決まった瞬間。チームメイトと分かち合った感動。全て過去のことだった。
もう一度、溜息が出た。
「戻りてえなあ……」
思わず呟いていた。するとどこからともなく
「その願い、叶えましょう」
そんな声が聞こえた、かと思うと世界が回り、歪んだ。
何事かと思う間もなく今度は地面に叩きつけられた。


体中が痛い。そしてやけに眩しい。一体、何が起こったというのだ?
「おーい、何そんな所で寝てるんだ?」
遠くから声がする。かつて何度も聞いた声。
「筋トレ始まるぞー。早く来いよ」
この声は、間違いない。かつて俺とバッテリーを組んだ佐々木の声、だ。
立ち上がる。辺りを見渡す。さっきまで深夜の電車にいたはずだ。
だが今、おれは日光照りつけるグラウンドに立っている。
今行く、と叫んだ。涙声になっていたかもしれない。体の痛みなどもう無かった。
何が起こったかなど、どうでもいい。おれは帰ってきたのだ。あの輝いていた時代に。
それだけで充分だった。


「まもなく、一番線に快速××行きが――」
抑揚のないアナウンスがホームに響いている。おれはそれを聞き流しながら深い溜息をついた。
タイムスリップして一年、先輩にいびられ、練習に追われ、そんな毎日だった。
あの頃のうらぶれていたが、達観していた思いはどこへやらだ。今ではすっかり青臭い高校生だ。
ドアの開く甲高い音が聞こえた。いつの間にか到着していたらしい。
終電間際だというのに、車内は満席だった。

仕方なくドアの近くに陣取り重いカバンを抱えながら吊り革に掴まる。
そうこうしているうちにまた溜息が出た。
この会社に人生をかけてもいいと思っていたあの時。面接に合格し、内定が決まった瞬間。
家族と分かち合った感動。全て未来のことだった。
もう一度、溜息が出た。
「戻りてえなあ……」
思わず呟いていた。するとどこからともなく……




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